子育て全般

心理士が教える!なぜワンオペ育児・イクメンアピールはうざいのか?

こんにちは。心理士の「ゆう」です。

今回の記事は、

「ワンオペ育児」や「イクメン」をアピールする人の心理

について詳しく説明していきます。

みなさんの周りに、ワンオペ育児やイクメンをアピールする人いませんか?

ママさん

います!聞き流していますが、イライラしちゃいます。

ゆう

どうしてアピールするのか分かれば、こちらも余裕を持って対応できるようになりますよ。

アピールしてくるママさんやパパさんと関わらなければいいのかもしれませんが、子どもを通じて知り合った人だと、そう簡単に距離を置くことはできにくいでしょう。

そこで、今回は、

  • ワンオペ育児やイクメンをうざく感じるのはどうして?
  • アピールしてくる人の心理を知りたい!
  • アピールされたときの対処方法を学びたい!

といった疑問や悩みに答えていきます。

身近な人から「ワンオペ育児」や「イクメン」をアピールされて嫌な気持ちになっている人にとっては、役に立つ情報になりますので参考にしてください!

ワンオペ育児・イクメンがうざい理由

赤ちゃんを抱っこしてあやす父親

ワンオペ育児やイクメンという言葉,テレビやネットなどでよく見聞きします。

ワンオペ育児で苦労している母親,イクメンとして子育てに参加している父親などの話を聴くと,「母親一人で大変だな。」とか「父親なのに頑張っているな。」と思えることもあれば,「アピールうざいな。」と思ってしまうこともあります。

こうした違いが生まれるのはなぜでしょうか?

それは,①ワンオペ育児やイクメンをアピールする側に原因がある場合と,②うざいと感じる側に原因がある場合と,③両方に原因がある場合があります。

①と②について,それぞれ説明していきます。

アピールする側に原因がある場合

まずは、アピールする側に原因がある場合について見ていきましょう,

突然ですが、今から私が「イクメン」をアピールしてみます!

ゆう

休日に、妻が仕事だったので、久しぶりに自分が朝ご飯を作って、一日中子どもたちと一緒に遊んで、まじで疲れたよ。

みなさん、これを読んでどのように感じましたか?

この言葉から「この人アピールしててうざいな!」と感じた人は多いのではないでしょうか。

なぜなら、普段家事や育児をしていない様子が伝わってきますし、「まじで疲れたよ。」という言葉から、いかに大変だったのかを相手に示そうとする意図がうかがわれるからです

このように育児の苦労についてわざわざアピールしてくるタイプは、次のような人に多いです。

  • 普段育児を余りしていない人
  • 育児をしていてもさほど苦労していない人
  • 「まじで疲れた」とか「寝る暇もない」など大げさに言う人

うざいと感じる側に原因がある場合

もしかすると、先ほどの私の言葉を読んでも、「アピールしているな」と感じるだけで、「うざい」とまで感じなかった人がいるかもしれません。

普段から仕事と家事や子育てで苦労をしている人であれば、私の言葉を読んで「父親なんだから、このくらいやって当然でしょ。」と受け止めて、相手のアピールを「うざい」と感じると思います。

一方で、もしも普段子育てや家事を妻に任せっきりの夫であれば、「一日中,子供の面倒を見ててすごいな。」と受け止めて、「うざい」とは感じないかもしれません。

つまり、「うざい」と感じるか感じないかは、その人がどのように受け止めるかに左右されます。

その人の経験や立場や考え方などによって異なります。

ゆう

例えば、次のような人が「うざい」と感じやすい人です。

  • 相手よりも自分の方が育児で苦労している考えている人
  • いわゆる専業主婦や一人親でワンオペ育児が当たり前の人
  • 子どもがいることを羨ましいと感じている人

ワンオペ育児アピールする人の心理

赤ちゃんを抱っこする母親

ここからは、ワンオペ育児とイクメンのアピールをする人を分けて説明していきます。

まずは、ワンオペ育児をアピールする人を「ママさん」として、その気持ちについて深く考えていきます。

ゆう

2つの気持ちのパターンが考えられます。

  • ワンオペ育児の苦労を共感してほしい(共感を得る
  • 育児を手伝ってくれない夫の愚痴を言いたい(ストレス発散

ワンオペ育児をアピールするママさんは、誰にでもワンオペ育児について話すのではなく、自分と同じように子育て中の人やその経験がある人を選んで話していると思います。

なぜなら、自分がワンオペ育児でどれだけつらいのか、どれだけ悩んでいるのかを「理解してほしい」、「共感してほしい」という気持ちがあるからです。

人は、自分と同じような経験のある人と気持ちを共有したいという欲求があります。

また、育児を手伝ってくれない夫に対する不満を述べるなどの「ストレス発散」の意味合いもあるかもしれません。

夫婦が対等な関係であれば、育児や家事のストレスについては夫婦間で話し合って解決できます。

しかし、ワンオペ育児となっているママ友であれば、夫婦間でそうした話し合いはできにくく,その結果気を許している友達に愚痴ることになります。

ゆう

ここで注意が必要です。

もしも、相手を選ばず,例えば子どものいない人などにも、ワンオペ育児の苦労話を話しているとしたら、それはその人の意図的なアピールの可能性があります

そうした人のアピールはやや露骨になりやすく、「私に注目してほしい」とか、「苦労している自分を優しくしてほしい」とか、「特別に扱ってほしい」などといった利己的な気持ちが隠れています。

こうした人と接したときに、私たちは「うざい」と感じやすくなります。

イクメンアピールする人の心理

男の子を膝に乗せて絵本を読み聞かせる父親

次は、イクメンアピールの人を「パパさん」として、その気持ちを考えていきます。

イクメンについては、大前提として妻が中心となって子育てをする中で、夫がたまに育児を手伝うといった家庭を想定します。

ワンオペ育児のママさんと同様に、パパさんには「共感を得たい」「ストレス発散」といった気持ちがありますが、それよりも次のような気持ちの強さがあります。

  • 育児に参加していることを褒めてほしい(承認欲求
  • 男性なのに育児に参加していることを自慢したい(自己顕示欲求

自分がいかに子育てに関与しているか、自分がどれだけ妻をサポートしているかということを自慢して、それを褒めてほしい、認めてほしいといった「承認欲求」や「自己顕示欲求」が前面に表れがちです。

しかし、妻からすると「楽なところばかりでずるい」と思っているので、おそらく夫が期待するように感謝されたり褒められたりすることは少ないでしょう。

妻との関係で承認欲求が満たされないと、「むなしさ」や「物足りなさ」が生じて、外に向けてアピールをするようになり、会社の同僚に話したり、ツイッターなどのSNSに載せたりするようになります。

それは妻が悪いのではなくて、妻が期待するほどは夫に育児を手伝ってもらっていない可能性があります(「休みの日に公園に連れて行くけど自分はスマホをいじっている」とか、「一緒に風呂に入るけど風呂上がりの着替えは妻任せ」など。)。

妻に認めてもらえない、褒められないと感じる夫は、自分のイクメンぶりを他者にアピールすることで、他者の承認を得ようとするのです。

イクメンをアピールする人は、おそらく相手を選びません。

会社の同僚や学生時代の友人など、色々な人に自分の子育ての苦労話をするでしょう。

ただ、自分と同じような育児中の父親に対しては、余り話そうとしません。

それは、もしも自分よりも相手の方が育児に参加していたとしたら、自分を褒められるどころか、居心地の悪い気持ちになってしまうからです。

イクメンが本来の父親になれないのはなぜか

夫が、妻と対等の立場で育児をできるようになれば、「イクメンアピール」の行動はなくなります。

しかし、イクメンアピールの夫が、本来の父親の役割として妻と対等の立場で育児をすることができないのは、いくつか理由があります。

  1. 育児・家事スキルの不足
  2. 父親の役割についての価値観が古い
  3. 妻が夫に対して遠慮している

ゆう

1つずつ確認していきましょう。

①育児・家事スキルの不足

イクメンをアピールする人の多くが、そもそも一人で育児や家事をきちんとやれるだけのスキルが身に付いてないことがあります。

育児も家事も、実際にやってみて経験を積んで行かなければうまくなりません。

妻であれば、当たり前のように育児を任され、初めのうちはうまくできなくても、周りの人の協力を得ながら少しずつうまくできるようになります。

そのときに、夫が育児に参加し、妻と一緒に協力して子育てをするかどうかが、その後の育児や家事のスキルを身に付けられるかということに影響します。

子どもが生まれたときに育児に協力しなかった夫は、育児をすることについての自信が付きません。

すると、夫はいつまでたっても、「自分一人じゃできないよ。」、「失敗したらどうしよう。」と不安が大きくなってしまいます。

ゆう

それが育児や家事への参加の消極さにつながります。

②父親の役割についての価値観が古い

「男は仕事、女は家庭」という極端な価値観を持っている人は、現在ではほとんど見られなくなりました。

しかし、私も含めて、いまだに世の中には、「父親は仕事がメインであって、育児や家事は手伝うものだ。」、「母親は仕事をしていても、育児や家事を優先するべきだ。」くらいの価値観は残っている人は少なくないと思います。

「男は仕事、女は家庭」という価値観を親から受け継いでいる人ほど、現代の父親の役割として求められる育児や家事への参加に抵抗を覚えやすいかもしれません。

私と妻は常勤で共働きで、二人で協力して育児と家事をしています。

私は、朝食を作ったり、子どもの習い事の送り迎えをしたり、下の子がトイレを失敗したら着替えや後始末などもします。

しかし、子どもの小学校の持ち物とか夏休みの宿題の管理などは妻に任せてしまっています。

父親として当たり前のこととして育児や家事をしているつもりですが、どこかで子どもについては妻がきちんとするべきだと思ってしまっているところがあります。

ゆう

こうした「古い価値観」を変えていかなければならないと思っています。

③妻が夫に対して遠慮している

先ほどのような価値観は、夫(父親)だけにあるものではなく、もしかすると妻(母親)にもあるかもしれません。

妻が妊娠や出産とともに仕事を辞めてしまうと、育児や家事をするのは妻になることが多いでしょう。

そのため、夫が育児や家事に参加しようとすると、妻は「夫は仕事もしているのに申し訳ない。」、「私が家のことはちゃんとやらないといけない。」などと考えてしまいがちです。

すると、妻は、夫に負担を掛けまいとして、育児や家事を一人でやろうとして、結局夫の育児や家事に参加する機会を奪ってしまいます。

また、夫が育児や家事のスキルが不足していると、妻としては「私がやった方が早い。」、「夫に任せて失敗したら、結局面倒になる。」などと考えて、育児や家事を任せないということもあるかもしれません。

アピールされてうざいと感じたときの対処方法

アピールされた時の対処方法を考える女性

ワンオペ育児やイクメンをアピールされて「うざい」と感じたときの対処方法を考えていきます。

一番大切なのは、相手がどのような気持ちで話しているのかを理解することです

例えば、ワンオペ育児をアピールするママ友は、「共感を得たい」気持ちや「ストレスを発散したい」気持ちがあると理解してあげることができれば、その人に対する「うざい」という感じが少し和らぎ、そのママ友の話をじっくりと聴いてあげられるようになります。

相手の話に耳を傾けることを心理相談の分野では「傾聴」と言います。

相手は、何かアドバイスをもらいたいというわけではなく、自分の気持ちを分かってほしいだけの場合がほとんどです。

相手の話に合わせて適度に相づちを打ちながら、ときどき相手の気持ちや感情を言葉にして、伝えてあげるだけで相手は満足して気持ちを落ち着かせることができるでしょう。

ゆう

「イライラしたね」とか「つらかったね」と言ってあげるだけで充分です。

一方で、イクメンをアピールするパパ友のように、自分の育児の参加を自慢したいとか褒めてほしいという気持ちがあり、アピールの意味合いが強い場合には、こちらは「うざい」と受け止めてしまい、イライラしてしまいがちです。

しかし、イライラしてしまうと、相手との関係性が悪化してしまうおそれがあります。

そこで、お勧めなのは、こちらの考え方や受け止め方を変えることです

これを心理相談の分野では、認知の変容とか修正などと言います。

イクメンをアピールするパパ友の気持ちについて考えてみると、父親として自分なりに育児を手伝ったにもかかわらず、そのことについて妻から感謝されずに、寂しい気持ちとかイライラした気持ちがあるかもしれません。

こちら側が「この人は自分なりに頑張っているのに妻には感謝されていないんだな。」、「妻に褒められない代わりに、誰かに褒めてほしいんだな。」と受け止め方を変えることができれば、相手に対して優しい気持ちで接することができるようになります。

ただ、こうした人に対して無条件で褒め続けると、アピールがエスカレートしてくる可能性もあるため、タイミングを見計らって、その人の育児や妻との関係について相談に乗ってあげることも良いかもしれません。

まとめ

今回は、ワンオペ育児やイクメンをアピールされて「うざい」と感じる原因や、アピールする人の気持ちの理解や対処法について説明してきました。

これからの時代、共働き家庭は増え、男性であっても女性であっても、夫婦が協力して育児をしていくことが望まれます。

そうしたことが当たり前の世の中になれば、ワンオペ育児やイクメンという言葉はなくなり、アピールする人もいなくなるでしょう。

私の家庭では、私や妻が協力して育児と家事を分担することによって、ワンオペ育児にならないような工夫をしていますので、興味がある方は次の記事をご覧ください。

【脱ワンオペ育児】共働き夫婦が仕事と育児を両立するために,夫ができること!!子育てでお悩みの方向けのブログです。心理士で,二児の父親が,共働き家庭で,小学生の長女(小4)と長男(小1)を子育てしながら悩んだことや気付いたことなどについて紹介しています。...

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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