子育ての心理学

心理士がこっそり教える!意味のないカウンセリングをするカウンセラーの5つの共通点!

こんにちは。心理士の「ゆう」です。

今回の記事では,

意味のないカウンセリングをするカウンセラーの共通点

について詳しく説明していきます。

子育て中の方で,ご自身の心の悩みに苦しんでいるとき,子育ての悩み相談と並行して,心理カウンセラーによるカウンセリングを受けたいと希望する方は増えてきています。

子育ての悩みについて考えを深めていくと,自分自身の生い立ちや幼少期の親とのかかわり方に直面することが少なくありません。

そうしたとき,これまで目を背けてきた自分自身の悩みと向き合い,乗り越えようと考える方がいらっしゃいます。

ゆう

そうしたときに,「カウンセリング」を受けることは効果的です。

そこで今回は,

  • カウンセリングについて詳しく知りたい!
  • カウンセラーってどんな人?!
  • 要注意カウンセラーについて押さえておきたい!

という悩みや疑問について答えていきます

子育て中の方で,自分自身の悩みに向き合おうと考えている方は是非参考にしてください。

ゆう

今回は,心理相談室に所属するカウンセラーの話になります。

カウンセリングとは

みなさんは,カウンセリングについてどのようなご存じでしょうか?

ゆう

カウンセリングとは,次のように説明されます。

「カウンセリング」の元々の意味は「相談」,「助言」のことですが,こころの診療においては,医師やカウンセラーが心の悩みを聞き,こころの専門家としての視点から指導や援助を行う治療を意味しています。

引用:厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth/consultation/counseling/index.html)

カウンセリングでは,カウンセラーと1対1で面接を重ねていき,様々な気付きを得ていく過程で,自分自身の抱える問題を克服し,人として成長することを目指します。

カウンセリングは,精神科病院所属する精神科医心理士によるものや,カウンセリングルームや心理相談室の心理士によるものがあります。

欧米などでは,カウンセリングは日常的なものであって,自分の抱える心の悩みを解決するために,誰でも気軽にカウンセリングを受けることができます。

一方で,日本では,他人に自分の本音を話したり,家族の悩みを相談したりすることを「恥ずかしいこと」と受け止めやすい傾向があるためか,欧米に比べるとカウンセリングは一般的になっていないのが現状です。

そのため,いざ心の悩みを抱えてしまい,それを解決するためにカウンセリングを受けてみたいと思っても,身近な人からカウンセリングについて情報を得ることができず,どこでカウンセリングを受けることがよいのか,どうやってカウンセラーを見つければよいのか困る方が少なくありません。

カウンセラーとは

先ほど,精神科医か心理士がカウンセリングを実施すると説明しましたが,「カウンセラー」というと,主に心理士を指すことが多いようです(「心理カウンセラー」などと呼ぶこともあります)。

精神科医は,医師であるため,医師免許が必要です。

医師免許がなければ,精神科医を名乗ることはできませんし,精神薬など薬を処方することもできません。

一方,カウンセラーは,必須の資格というものはなく,極端にいうと誰であってもカウンセラーを名乗ることができます。

ゆう

「この資格がなければカウンセリングはやってはいけない」というものがありません。

ただ,カウンセラーとしてカウンセリング業務を行うためには,相当期間カウンセリングの訓練を受けたり,心理学の知識を身に付けたりする必要があります。

そのため,実際には国家資格である「公認心理師」や心理学の領域における民間資格としては頂点にある「臨床心理士」のどちらか,又はその両方の資格を有することが望ましいと言われています。

ゆう

「愚痴を聞く」くらいであれば,特段の訓練を受けていない人であっても悩みを聴いてアドバイスをするということは可能かもしれません。

しかし,相談に来た人が,幼少期に虐待を受けて心に深い傷があったり,親子葛藤の問題があったりする場合,専門的な訓練を受けたカウンセラーによって,その人が安心して自分の内面の深くまで目を向けられるようにならなければ,本当の意味で心の傷は回復しません。

つまり,自分の悩みや心の傷の問題が根深い場合,精神科医や十分に訓練を受けた心理の専門家に対応してもらうことが何よりも重要なのです。

しかし,世の中には,「心理カウンセラー」を名乗る人が至るところにいて,本当に効果のあるカウンセリングを受けたいと思っても,その人を見極めることが難しいのが現状です。

意味のないカウンセリングをする要注意カウンセラー

ここからはカウンセラーの中でも,心理カウンセラーに絞って話を進めていきます。

実際にカウンセリングを受けることになった場合,カウンセラーと1対1で面接を長期間にわたって繰り返していくことになるため,その都度料金が発生してしまい,時間的・金銭的な負担が大きくなっていきます。

だからこそ,なるべく早い段階でカウンセラーの善し悪しを判断し,もしも今から説明する「要注意カウンセラー」に該当するのであれば,早くに見切りをつけて早期に変えることが必須です

「心理カウンセラー」の資格を前面に出す人

先ほど,カウンセラーを名乗るには必須の資格はりませんが,「公認心理師」や「臨床心理士」の資格を有していることが望ましいことを説明しました。

それは,どちらの資格であっても,相当期間のカウンセリングの訓練を受け,心理学の知識を十分に身に付けていることが担保されるからです。

しかし,世の中にはカウンセリングに関係がありそうな資格がいろいろとあります。

その中には,通信講座で勉強をして,試験を受けて合格すれば取得することができてしまうような資格もあります。

ゆう

具体的には次のような資格です。

  • 心理カウンセラー
  • 認定心理士
  • 認定カウンセラー
  • メンタルケア心理士(R)
  • メンタル心理カウンセラー
  • メンタルケアカウンセラー

これらの資格を取得することが意味がないとは言いませんが,実際のカウンセリングにはあまり役に立ちません。

精神病院の心理士やスクールカウンセラーなどの募集の際には,「公認心理師」か「臨床心理士」のどちらかの資格を持っていることが条件になっていて,その他の資格の有無について問われることはほとんどありません。

つまり,カウンセリングを受けようとするとき,そのカウンセラーが「私は,心理カウンセラーの資格があります。」とか「認定カウンセラーとメンタル心理カウンセラーの二つの資格を取得しています。」などと自己アピールをするような場合には,その人は心理学の専門的な訓練を受けていないことをアピールしていることと同じです。

「傾聴」を勘違いしている人

もしかすると,カウンセリングについて,「こちらが話をしても,ただ話を聴いてくれるだけで,それ以上何もしてくれない」というイメージをお持ちの方いらっしゃるのではないでしょうか?

ゆう

こうしたカウンセラーは,「要注意カウンセラー」と言えます。

カウンセリングの技術の一つに,「傾聴」というものがあります。

これは,面接者が,相談をしに来た人の話を聴くときに,じっくりと耳を傾けて話を聴くとともに,その人の気持ちや感情をその人と同じように体験しつつ,その気持ちや感情を相手に伝えることにより,相談者は自分の気持ちや感情に目を向けることができるようになるというものです。

要注意カウンセラー」は,この「傾聴」を勘違いしていることが多くあります。

こうした人は,カウンセリングの際に相手の話に相づちを打ったり,相手の言葉をオウム返しのように繰り返したりして,人の話に耳を傾けることはできるのですが,それ以上のことはできず,一番重要である「相談者の気持ちや感情を感じ取って伝える」ことができません。

ゆう

知り合いがカウンセリングを受けたとき,「自分が話したことを(カウンセラーに)同じように繰り返すだけだったので,むかついた」と言っていました。そのカウンセラーは,傾聴の意味をはき違えていたのでしょう。

心理検査を行えない人

良いカウンセラーは,適切な「心理アセスメント」を行うことができます。

心理アセスメントとは,面接や心理検査などを通じて,相談者の悩みの原因やその解決方法を見つけ出すというものです。

その人の問題点を明らかにすることができなければ,カウンセリングによって何をどのように治療して変化させていけばよいのかわかりませんよね?

要注意カウンセラー」は,面接を通じて人の話を聴くことはできても,心理検査を実施するスキルが身に付いていません。

ゆう

心理検査は,大きく「知能検査」「性格検査」「発達検査」などに分かれます。

相談者の悩みに応じて複数の心理検査を実施できなければ,適切な「心理アセスメント」を行うことはできませんし,心理アセスメントができない人が,カウンセリングで相談者の悩みを解決することはできません。

スーパーヴァイザーのいない人

心理の専門分野で働く人たちは,常に自分のカウンセリングを向上させるために,日々努力を続けています。

そのために重要なことは,自分よりも経験のある先輩心理士に自分のカウンセリングについて指導を受けることです。

そうした先輩心理士を「スーパーヴァイザー」と呼び,その人から指導を受けることを「スーパーヴィジョン」と言います。

要注意カウンセラー」は,自分のカウンセリング技術に自信を持っているか,又は自信がないためか,他の人に自分のカウンセリングについて指導を受けることを極端に嫌います。

ゆう

誰にも指導を受けることなく,自己流でカウンセリングを行っている人の技術は不十分と言えます。

他の業種の人とつながりのない人

相談者の悩みは,カウンセラー一人で対応できるようなものばかりではありません。

例えば,子どもの問題行動に悩んでいるという相談の場合,貧困,虐待やDV,発達障害,親のアルコールやギャンブルなど,様々な問題が複雑に絡み合っていることが少なくありません。

そうしたときに,カウンセラーが対応できるのは,ほんの少しの部分だけであり,他業種の専門家の協力を得ることができなければ,その人の悩みの解決につなげることはあり得ません。

にもかかわらず,要注意カウンセラー」は,そうした他業種のつながりを持つことができておらず,自分一人で何とかしようとして,ひたすらカウンセリング面接を繰り返すばかりで,いたずらに時間ばかりが過ぎてしまい,根本的な問題を解決することができません。

まとめ

今回は,カウンセリングやカウンセラーについて説明するとともに,「要注意カウンセラー」の特徴について詳しく説明してきました。

要注意カウンセラーのポイントはつかめましたでしょうか?

要注意カウンセラーの特徴に当てはまらなければ,その人は良いカウンセラーと言えます。

今後,自分のこころの悩みに向き合って解決したいという気持ちが生じたときには,要注意カウンセラーを避けて,良いカウンセラーに出会えることを祈っています!!

ご相談やご質問がある場合は,こちらにご連絡ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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