歯磨きを嫌がる子どもがどうしたら自分で磨くようになってくれるか、小さな子を持つ親ならば一度は抱く悩みです。
子どもが楽しく歯磨きをできるようになることが、歯磨きの習慣化の第一歩です。
そこで、おすすめなのがスマホアプリの「ポケモンスマイル」です。
この記事では、ポケモンスマイルの特徴や工夫されている点について詳しく説明していきます。
この記事は次のような人におすすめ!
子どもが歯磨きを嫌がって困っている
子どもが自分から歯磨きをするようになってほしい
ポケモンを知らないお子さんでも、一度試してみたら好きになること間違いなしの可愛いデザインですので、まずは試してみましょう!
2022年6月3日にアップデートが行われましたので、その内容についても併せてご確認ください。
ポケモンスマイルとは
ポケモンスマイルとは、iOSやAndroid向けのゲームアプリです。
ポケモンたちと楽しく歯磨きをするのがゲームのコンセプトです。
スマホやタブレットのインカメラに自分の姿を映し出し、歯磨きゲームをしながらキチンと磨けていればポケモンを捕まえることができるという仕組みになっています。
公式サイトはこちらへ
ポケモンスマイルの3つの特徴
ポケモンスマイルは、ただの歯磨きアプリではなく、いろいろな協力者の力が一つになって出来上がったアプリです。
その特徴は次の4点です。
- ゲームプログラムはLITALICO
- イラストはカナヘイさん
- 音楽は裏谷玲央さん
- UI(ユーザーインターフェイス)は前田高志さん
ゲームプログラム
LITALICOという会社をご存知でしょうか?
「障害のない社会をつくる」をビジョンに上げて、就労支援、幼児教室・学習塾などの教育サービスを提供している会社です。
子どもの発達を支援する心理士や福祉士などが多数在籍していて、子ども一人ひとりの成長にあった働きかけを行うことを専門にしています。
こうした子どもの行動や心理を専門とするプロがポケモンスマイル全体のプログラムを手がけているからこそ、子どもが飽きずに楽しく歯磨きを続けられる工夫が随所にあります。
イラスト
カナヘイさんは有名ですね。
お子さんのいる方であれば、一度は目にしたことがあると思います。
カナヘイさんのデザインは、優しく可愛く、ほんわかする感じです。
そんなデザインのポケモンが100匹以上登場します。
音楽
裏谷玲央さんという名前は、知らない人も多いかもしれません。
もともとカプコンに勤めていて、退職後、REI MUSICを創業しています。
カプコンでは、主に「モンスターハンター」の楽曲を担当しているなど、ゲームミュージックのプロと言える人です。
裏谷さんによると、ポケモンスマイルの音楽には、必ず幼稚園や学校で馴染みのある楽器を取り入れたとのことです。
実際にポケモンスマイルの音楽を聴いていると、リズミカルで、楽しい気持ちになりながら歯を磨くことができます。
UI(ユーザーインターフェイス)
UIという言葉自体聞き慣れないかもしれません。
一般的にユーザー(利用者)と製品やサービスとのインターフェース(接点)すべてのことを意味します。
これを手がけているのが、元任天堂社員、現在NASU代表取締役の前田高志さんです。
ポケモンスマイルをやってみるとわかるのですが、可愛いポケモンをタップするときの音と動きの連動が素敵だったり、モンスターボールを投げるときのタップも心地良かったりと、操作性が抜群です。
ポケモンスマイルで歯磨きが続くポイント
ここからは、子どもがポケモンスマイルで歯磨きを続けられるために工夫されているポイントについて説明していきます。
ポケモンスマイルを続けているうちに、歯磨きの習慣ができてきて、いつの間にか自分から歯磨きをできるようになります。
どこの歯を磨くか分かりやすい
ポケモンスマイルの歯磨きゲームでは、歯磨きの時間を1分、2分、3分から決めることができます。
ただ時間だけ決められても、子どもにとってはどの歯を磨けば良いのかわからなくなってしまいます。
ポケモンスマイルでは、上の歯と下の歯の画像が出てきて、どこの部分の歯を磨けば良いのかイメージで教えてくれます。
上の歯と下の歯の区別だけでなく、噛み合わせの部分なのか、歯の表か裏かも表示されるので、全体をキチンと磨くことができるようになります。
可愛いポケモンを捕まえる楽しさ
歯磨きゲームでは、インカメラに写った自分を見ながら歯ブラシを動かすことになりますが、キチンと歯ブラシを動かすことで、ポケモンを捕まえられるようになります。
カナヘイさんのデザインのポケモンですので、どのポケモンもとっても可愛いです。
合計で100匹以上いるので、そう簡単には全種類を捕まえることはできないため、毎日毎日歯磨きをしたくなります。
なお、一度歯磨きをすると、しばらくは歯磨きゲームをすることができない仕組みにもなっているので、キチンと全種類を集めようとすると2〜3か月はかかることになります。
コレクションする楽しさ
ポケモンスマイルの楽しさは、ポケモンを集めてコレクションすることも一つです。
ただし、コレクションできるのは、「ポケモン図鑑」だけではなく、「ポケモンキャップ」もあります。
ポケモンキャップを選んでタップすると、インカメラで映し出される子どもの頭の上に可愛いポケモンキャップが乗っかるため、子どももますます楽しくポケモンスマイルで歯磨きをできるようになります。
ポケモンキャップについては、次の記事も併せてご覧ください。
ポケモンと写真が撮れる
歯磨きゲームをしている間、自動で写真が撮られていて、歯磨き終了後に歯磨きをしている子どもとポケモンが写っている写真を選ぶことができます。
ベストショットから1枚選ぶことができます。
また、歯磨き後はポケモンのスタンプを好きなところに貼って、デコった写真を撮ることができます
シールについては、次の記事も併せてご覧ください。
ゲーム内課金なし広告なし
ポケモンスマイルは、スマホアプリであるにも関わらず、ゲーム内課金なしで、さらに広告もない珍しいアプリです。
無料アプリの多くが、広告を採用しているため、そうしたアプリについては、親としてはあまりやらせたくないのが本音だと思います。
ポケモンスマイルは、そうした心配が不要です。いくら遊んでも課金は発生しませんし、子どもに見せたくない広告も表示されません。
開発者さんによると、純粋に世界中の方に歯磨きの大切さを広めたいという気持ちから開発されたとのことです。
こんな素敵なアプリは他で見たことがありません!
うちの子供たちの取り組み紹介
最後に、我が家の子どもたちのポケモンスマイルの取り組み状況を紹介します。
小5の娘と小2の息子がいますが、どちらも約1年前くらいにポケモンスマイルに出会いました。
毎日のようにポケモンスマイルをやっていた時期と、しばらくやらなくなっていた時期を繰り返して現在に至ります。
小5の娘
小5の娘は1年前くらいにハマって、その頃は毎日ポケモンスマイルで歯磨きをしていました。
そのうち飽きてしまい、しばらくポケモンスマイルを使わずに自分だけで磨くようになりました。
親としても、もうポケモンスマイルは不要だと思っていたのですが、ある日歯医者に連れて行くと、磨き残しが多いと指摘されてしまいました。
どうやら自分だけで磨くと、どうしても短時間で雑にやってしまっていたようです。
その日から、再びポケモンスマイルをやるようになりましたが、久しぶりに再開したこともあって、夢中になって歯磨きをしています。
ポケモン好きであることも続けられたポイントでした。
今もポケモンを捕まえたり、ポケモンキャップを集めたりするのが楽しいようです。
小2の息子
娘と同様に、約1年前、つまり小1頃からポケモンスマイルを始めました。
初めの頃は、歯ブラシをうまく動かすことができず、ポケモンを上手に捕まえることができずに、イライラしたこともありました。
しかし、娘が上手にやっているのを隣で見ていて、少しずつ歯ブラシの動かし方に慣れてきて、上手にポケモンを捕まえられるようになりました。
娘と同様に一時期飽きてしまい、その頃は同じLITALICOさんが開発している「歯磨き勇者」で歯磨きをしていました。
歯磨き勇者も楽しいのですが、どの歯を磨けば良いかは表示されないため、歯磨きが雑になってしまいました。
娘と同じタイミングで、再びポケモンスマイルをやるようになりましたが、やっぱりポケモンスマイルの方が上手に歯を磨くことができています。
取り組み状況
2人とも毎日のように続けているため、あっという間にポケモンを捕まえてしまいます。
ポケモンスマイルは一つのアプリで3つのデータを保存できるため、3人までデータ保存できるようになっています。
しかし、うちの子どもたちは、それぞれ自分の歯磨き用にiPadを使っているため、1人3つのセーブができます。
娘も息子も1つのセーブデータで全てのポケモンを捕まえ、2つ目のセーブデータでも全て捕まえてしまったため、現在は3つ目のデータでポケモンを捕まえている最中になります。
こんなに続けられている歯磨きアプリは、他にはありません!
まとめ
今回は、ポケモンスマイルの特徴や工夫されている点について説明しました。
ポケモンスマイルは無料ですので、まずは試してみることを強くお勧めします。
ご相談やご質問がある場合は,お気軽にお問合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました。