共働きで子育てをしている家庭の中には、仕事の収入だけに頼らず、株式や投資信託で不労所得を増やそうとしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
さまざまな投資法がありますが、その中には「高配当株投資」をしている方もいらっしゃるでしょう。
高配当株投資では、年に2回程度の配当金を受け取ることができ、不労所得を得ることのできる株式投資法です。
個別株の配当金や配当履歴などをみることで、自分の配当金がどの程度受け取れるのかが分かります。
しかし、夫と妻で別々の証券口座を活用していたり、ジュニアニーサもフル活用している方にとっては、現在の配当金の額を調べることはとても面倒です。
こうした配当金の管理に強い味方になるのが「配当管理」アプリです。
そこで、今回は、家計管理に役立つ「配当管理」アプリの使い方と5つの魅力について詳しく説明します。
この記事は次のような人におすすめ!
複数の口座で配当金を受け取っている
配当金をきちんと管理したい
ゆとりを持った子育てをするためには、不労所得を少しずつ増やしていくことが大切です。
その一つの方法として高配当株式投資による配当金収入を増やしていくのであれば、「配当管理」アプリは役に立つこと間違いなしです。
「配当管理」アプリとは
「配当管理」アプリは、保有株の配当管理やポートフォリオの検討に有効なスマホアプリです。
手入力で管理するため、セキュリティー的に安心ですし、複数の証券口座を保有している人であれば、一つのアプリで管理ができるため便利です。
アップデートも定期的に行われていて、最近では「セクター」別にポートフォリオを確認できるようになりました。
アップデートされ続けるのは、アプリとして大切なポイントです。
「配当管理」アプリの使い方
「配当管理」アプリの使い方についてです。
基本の「き」から説明していきます。
- アプリのダウンロード
- 保有株の追加
- 保有株の編集
- ポートフォリオの確認
- 配当グラフの確認
アプリのダウンロード
ステップ1は、アプリのダウンロードです。
「配当管理」アプリは、iPhoneとandroidのどちらのスマホにも対応しています。
保有株の追加
ステップ2は、保有株の追加です。
アプリを立ち上げると、下の画像のようなホーム画面が現れるので、右上の「+」アイコンをタップします。
銘柄名又はコードを検索できる画面が表示されるので、自分の保有株を検索すると対象の株が表示されます。
それをタップして右側にチェックマークが表示されたら、「<資産」をタップしてホーム画面に戻ります。
すると、ホーム画面に選んだ銘柄が追加されます。
この段階では、保有株数や取得単価の入力前なのでポートフォリオは作成されません。
- 日本株や米国株だけでなく、米国ETFも入力できます。
保有株の編集
ステップ3は、保有株の編集です。
ホーム画面の右上の「編集」をタップすると、右下のような画面が表示され、「保有株数」と「平均取得単位」を入力できます。
自分の保有している株数と平均取得単価を入力し、ホーム画面に戻ります。
すると、入力した株数と平均取得単価に応じてポートフォリオが円グラフで表示されます。
自分が実際に所有している保有株の追加と編集を繰り返していきます。
- 複数の証券口座で同じ銘柄を保有しているときは、平均取得単価を自分で計算して入力しなければなりません。
ポートフォリオの確認
ステップ4は、ポートフォリオの確認です。
保有株の追加と編集を終えたら、下の画像のようにポートフォリオが完成されます。
保有株の総資産評価額や保有株の資産の割合などを確認することができます。
また、2023年4月のアップデートで、セクター別にもポートフォリオを確認できるようになりました。
配当グラフの確認
ステップ5は、配当グラフの確認です。
ホーム画面のタブから「配当グラフ」をタップすると、配当グラフの画面が表示されます。
年間配当金額の総額(税引き前)と、総資産評価額や取得額別の年利なども確認することができます。
また、画像を下にスライドすると、月別配当金額のグラフや内訳を見ることもできます。
日本株は6月と12月の配当が多くなりがちです。
「配当管理」アプリの魅力
「配当管理」アプリの魅力についてです。
ここまで見てきたとおり、「配当管理」アプリは配当金を管理するに当たって、非常にシンプリで分かりやすいです。
その魅力を5つ紹介します。
- 配当金の受取額を月別グラフで管理
- 資産ポートフォリオをグラフで管理
- 資産ポートフォリオをセクターで管理
- 米国株と米国ETFに対応
- 利用料基本無料
「配当管理」アプリの魅力を改めて整理して説明します!
配当金の受取額を月別グラフで管理
1つ目は、配当金の受取額を月別グラフで管理できる点です。
証券会社の口座では、配当金を受け取った履歴などを確認することはできますが、所有している個別株やETFの配当金をまとめて表示してくれるサービスはほとんどありません。
「配当管理」アプリでは、月別グラフで配当金を確認することができるので、いつ頃どのくらいの配当金を受け取れるのかを一目で確認できます。
日本株は6月と12月の配当が多いですが、米国株は年4回の配当が一般的ですので、米国株をポートフォリオに組み込むことで、毎月のように配当金を受け取れるように管理することもしやすくなります。
資産ポートフォリオをグラフで管理
2つ目は、資産ポートフォリオをグラフで管理できる点です。
保有株やETFなどの資産をポートフォリオとして円グラフで確認できます。
高配当株投資の基本は「分散」です。
日本株は100株単位でしか買えない証券会社が多いですが、この資産ポートフォリオをグラフで確認しながらバランスよく分散投資をしていくことが大切です。
資産ポートフォリオをセクターで管理
3つ目は、資産ポートフォリオをセクターで管理できる点です。
高配当株式投資の基本は「分散」ですが、この分散は「セクター」別に分散していくことが重要です。
「配当管理」アプリでは、私が調べた限り、次のようなセクターに分かれています。
- ETF
- 情報技術
- 生活必需品
- ヘルスケア
- 通信サービス
- 資本財
- 金融
- 一般消費財
- エネルギー
- 不動産
- 素材
- 情報技術
米国株や米国ETFに対応
4つ目は、米国株と米国ETFに対応している点です。
「配当管理」アプリは、米国株や米国ETFにも対応していて、自動で日本円に換算してポートフォリオに表示してくれます。
新型コロナウイルス感染症の広がりの頃から、日本でも急速に米国株や米国ETFに関心が向けられるようになっています。
これらに対応しているのは大きな魅力です。
利用料基本無料
5つ目は、利用料が基本無料という点です。
「配当管理」アプリは、これまで見てきた使い方や魅力をについて、全て無料で利用することができます。
つまり、無料で十分な機能を使うことができるということです。
ちなみに、有料版は、プレミアム会員といい、月額280円で次のようなことができるようになります。
- 広告の非表示
- 税引き後の配当金額表示
- 円グラフその他表示の手動調整
「配当管理」アプリのデメリット
最後に、「配当管理」アプリのデメリットについて少しだけ説明します。
配当金を管理するためにシンプルで分かりやすく作られているアプリですが、私が少しだけ物足りないと感じることがいくつかあります。
中国株や中国ETFに非対応
1つ目は、中国株に非対応という点です。
私の資産運用としては、日本株による高配当株投資と、S&P500などの指標を用いた米国ETF投資をしています。
それに加えて、「分散」という意味で中国ETFを少しだけ保有しています。
中国ETFは、年に1度だけ配当金がもらえますが、残念ながら「配当管理」アプリでは非対応です。
いつか対応してくれたら嬉しいなと思っています。
無料版だと広告が邪魔
2つ目は、無料版だと広告が邪魔という点です。
無料版は、画面の下側に広告表示が頻繁にされます。
タップする上ではさほど邪魔にはなりません。
しかし、下側の広告表示だけでなく、少し長い時間眺めていると、全画面広告も表示されます。
この全画面広告は、消去ボタンの位置が分かりにくく、間違えて広告のリンク先に移ってしまうこともあります。
その度、アプリに戻ってこなければならないので、全画面広告だけは本当にやめてほしいという気持ちがあります。
まとめ
今回は、家計管理に役立つ「配当管理」アプリの使い方と5つの魅力について説明しました。
高配当株投資をして、配当金をきちんと管理することで、ゆとりのある家計を作って、子育てを楽しみましょう。
ご相談やご質問がある場合は、お気軽にお問い合わせまでご連絡ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。