心理療法

リフレーミング【Reframing】とは?リフレーミングの効果とやり方を学んで子育てに活かそう!

こんにちは、心理士のゆうです。

この記事では、

リフレーミングの効果と種類

について詳しく説明します。

子育て中の方で、子どもの言動に振り回されて、ストレスやイライラを抱えてしんどい気持ちになることは少なくないと思います。

親が厳しく注意しても、子どもの行動を簡単に変えることはできませんし、むしろ厳しく注意したことが逆効果につながることもあります。

親自身がストレスを抱えずに穏やかな気持ちでいることが、子どもの気持ちや行動を落ち着かせることにつながります。

そんなときに、親自身に知ってほしいが「リフレーミング」という心理技法の一つです。

そこで、今回は、

リフレーミングについて教えて!

リフレーミングの効果を知りたい!

リフレーミングはどんなふうにやればいいの?

といった疑問や質問に答えていきます。

リフレーミングをきちんと学べば、子育てに役立つこと間違いなしです!

ゆう

一緒に学んでいきましょう!

リフレーミングとは

リフレーミングとは、出来事の見方を変えて、受け取り方や意味づけを変えることです。

少し分かりにくいので、具体的な例をあげて説明します。

みなさんは、下の画像のように、水が半分入っているコップを見たらどのように感じますか?

画像(コップ)

パパさん

水が半分しか入っていない、ですかね?

ママさん

私なら、半分もコップに水が入っていると思うわ。

ゆう

人によって受け止め方は違いますね。

みなさんならどのように受け止めるでしょうか?

もしもパパさんのように、「半分しか入っていない」と受け止めれば、きっとネガティブな気持ちになるでしょう。

一方で、ママさんのように、「半分入っている」と受け止めれば、きっとポジティブな気持ちになるでしょう。

同じ出来事や状態であっても、受け止め方や意味付けが異なるだけで、その人の気持ちが大きく変わることになります。

次は、子育てに関わる例を取り上げてみたいと思います。

次のような場面を見たら、みなさんはどのように受け止めますか?

子どもが自宅で大声を出してバタバタ走り回っていた。

パパさん

うるさい!静かにしろ!って怒鳴ってしまいます。

ママさん

私も同じかしら・・・

二人とも「大声を出してバタバタ走り回っていた」という出来事に焦点を当てて、「うるさい」と感じました。

この受け止め方がいけないと言うわけではないのですが、きっと「うるさい」と感じたら、パパさんのように「静かにしろ!」などと怒鳴ってしまうかもしれません。

ゆう

では、今度はできるだけポジティブに受け止めてみてください。

パパさん

そんなこといわれても・・・難しいですよ。

ママさん

「元気なのはいいこと」って受け止めるのはどうでしょうか?

自宅で走り回る子どもを見て、「元気なのはいいこと」と受け止めたら、どんな気持ちになるでしょうか?

きっとポジティブな気持ちになるでしょう。

そうした気持ちになれれば、親の心にも余裕ができて、子どもに対して「元気なのはいいんだけど、少し静かにしようか。」と落ち着いて声が掛けられるかもしれません。

ゆう

上手に「リフレーミング」ができましたね!

リフレーミングは、ある出来事に対して、ポジティブな気持ちになれるように、受け取り方や意味付けをより適切なものに変化させるという手法です。

リフレーミングの効果

リフレーミングの効果についてです。

リフレーミングを上手にできるようになると、仕事や子育てをしている方にとって様々な良い効果が得られます。

ここでは、次の5つの効果を説明していきます。

  1. 感情をコントロールできるようになる
  2. モチベーションが上がる
  3. 自信が付く
  4. 苦手意識が弱まる
  5. 子育てが上手になる
ゆう

一つずつ説明していきます!

感情をコントロールできるようになる

1つ目は感情をコントロールできるようになる点です。

子どもが幼くて親の言うことを素直に聞いてくれている間は良いのですが、小学生になると徐々に親の言うことを素直に聞かなくなり、親にとってはイライラしたりカリカリしたりすることが増えていきます。

私の子どもたちも、学校から帰ってたら、まず手を洗って宿題をするように言ってあるのですが、毎日できるわけもなく、ゲームをして遊んで過ごしていることがあります。

そんなときに、リフレーミングを上手に使うことで、「自分の好きなことに熱中できる子どもだ」とか「自分のやりたい気持ちに素直だ」などと受け止めたら、親としても落ち着いて子どもに注意することができます。

親の感情をコントロールする方法としては、次の記事も参考になるのでご覧ください。

感情の起伏が激しい親は必読!子育て中の親は自分の感情に向き合ってコントールすることが大切!子どもの世話に忙しく,わがままに振り回されていると感じると,ちょっとしたことでイライラしてしまうことありませんか?そのままにしておくと徐々に感情の起伏が激しくなって、子育てがうまくいかなくなってしまいます。この記事では、子育て中に生じるネガティブな感情に向き合うことの大切さやコントロールの方法について説明します。...

モチベーションが上がる

講演

2つ目は、モチベーションが上がる点です。

リフレーミングを用いれば、自分にとって大変だなと思うことや面倒くさいなと感じる場面でも前向きな気持ちに切り替えることができるようになります。

私は、仕事で講演を頼まれて大勢の人前で話すことがあるのですが、以前は「人前で話すのは恥ずかしいな」とか、「失敗したらどうしよう」などと考えて、いつも嫌な気持ちのまま臨んでいました。

そのままではいけないと思い、ある時から「せっかく人前で話せるチャンスをもらったんだから楽しもう」とか、「いつか来る大きな講演のために、今回の依頼は練習くらいの気持ちでやろう」などとリフレーミングをするようにしました。

リフレーミングがうまくいった今は、講演の依頼が来ると、それに向けて楽しく準備をして、本番ではリラックスした気持ちでいられるようになりました。

自信が付く

3つ目は、自信が付く点です。

みなさんは自分自身の性格をどのように自覚していますか。

もしかすると、「怒りっぽい」、「おっちょこちょい」、「騙されやすい」などとネガティブに捉えていて、自分に自信を持てない方もいらっしゃるかもしれません。

そうしたときにリフレーミングをしてみましょう。

怒りっぽい→自分の価値観を持っている、正義感が強い

おっちょこちょい→考えるより先に行動に移せる、決断が早い

騙されやすい→人を信じられる、素直

あっという間にポジティブな性格に変化しました。

自分自身のことをポジティブに捉えることができるようになれば、自然と自信が付いていきます。

ゆう

自分の子どもに対して思っているネガティブな性格もリフレーミングしてみましょう!

苦手意識が弱まる

4つ目は、苦手意識が弱まる点です。

苦手意識が強い人は、新しいことに尻込みしがちで、自分を成長させる機会や交友関係を広げるチャンスを逃しがちです。

子どもが小学校や学童に行くことになると、もれなくPTAや学童の係活動などの機会が回ってきます。

新しいことや人付き合いが得意な人であれば良いのですが、そうでない人にとっては苦痛でしかありません。

おそらく「面倒くさそうだな」、「知らない親と一緒に話すのは苦手」と考えてしまうこともあるでしょう。

ゆう

私も初めはそんな感じでした・・・

こうした受け止め方を「新しい経験を積むチャンスだ」、「パパ友やママ友を作ることができる」などとリフレーミングすることで前向きに行動できるようになります。

子育てが上手になる

子どもに教える親

5つ目は、子育てが上手になる点です。

リフレーミングは子育てに苦労している親にとって必須のスキルとも言えます。

親が、子どもの性格や行動、学校生活や学力などに悩んでいると、子どもに対してネガティブな働き掛けが増えていってしまいます。

パパさん

うちの子、学校で友達とけんかしてばかりで困っています。

ママさん

勉強を教えても嫌がるばかりで・・・もう疲れました。

自分の子どもの行動や性格をネガティブに受け止めている限り、親はイライラしたり不安になったりして、子どもに厳しく注意するか、うつっぽくなって放ってしまったりと、極端な関わり方になってしまうでしょう。

これを「うちの子は元気が取り柄だ」「親に自分の気持ちを素直に言える子に育ってくれた」などとリフレーミングしてみましょう。

パパさんであれば、子どもに叱るばかりでなく、子どもの興味をスポーツなどに向けさせるために上手に話をすることができるかもしれません。

ママさんであれば、子どもが勉強を嫌がっていても、本当にやりたいことを上手に聞き出して、子どもが熱中できるものを一緒に探すことができるかもしれません。

ゆう

子育てが上手な親は、リフレーミングも上手です!

リフレーミングの種類

リフレーミングの種類についてです。

リフレーミングの種類は大きく2種類に分類されます。

それは次の2種類です。

自分が置かれている状況のリフレーミング

性格などの内面に関するリフレーミング

自分が置かれている状況のリフレーミング

1つ目は、自分が置かれている状況のリフレーミングです。

状況のリフレーミングとは、自分を含めた人、物事や出来事などが置かれている状況や背景をリフレーミングすることです。

「モチベーションが上がる」で紹介したように、「大勢の人前で話すこと」という状況において、「人前で話すのは恥ずかしいな」と言う受け止め方を「せっかく人前で話せるチャンスをもらったんだから楽しもう」などと変えることなどが例として挙げられます。

ゆう

自分の置かれている状況をリフレーミングして前向きになれるような習慣がつくことが理想的です。

性格などの内面に関するリフレーミング

2つ目は、性格などの内面に関するリフレーミングです。

ここでの内面とは、性格だけでなく、考え、悩み、価値観、経験、出来事の解釈などが含まれます。

「自信が付く」で紹介したように、自分のことを「怒りっぽい」と捉えてネガティブに受け止めているのであれば、「自分の価値観を持っている」、「正義感が強い」とリフレーミングすることなどが例として挙げられます。

ゆう

自分自身や子どもの性格や考え方をリフレーミングするだけで、子育て全般がうまくいくようになりますよ

リフレーミング一覧

リフレーミング一覧についてです。

リフレーミングは、自分で新しい受け止め方を考えなくても、すでにたくさんのリフレーミングをできる言葉が用意されています。

自分の置かれた状況や性格などをリフレーミングしたいと考えたときに、1から考えるのではなく、すでに準備されているリフレーミングの言葉を用いることでスムーズにリフレーミングしやすくなります。

リフレーミング一覧(辞典)については、次の記事を参考にしてください。

リフレーミング一覧
リフレーミング【Reframing】一覧!リフレーミング辞典を活用すれば子育ての大変さをポジティブにチェンジ!リフレーミングをするにあたって、すでに用意されているリフレーミング一覧(辞典)を活用することをおすすめします。リフレーミング一覧を上手に使うことで、子育てに悩んだときでも、ポジティブな気持ちに切り替えられやすくなります。この記事では、リフレーミングの一覧と使い方について説明します。...

なお、次のサイトでも「リフレーミング辞典」として一覧がありますのでご覧ください。

まとめ

今回の記事では、リフレーミングの効果と種類について説明しました。

リフレーミングをできるようになると、子育てで生じる出来事をポジティブに捉えられるようになり、親が気持ちに余裕を持って子どもに接することができるようになります!

ご相談やご質問がある場合は、こちらにご連絡ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。