こんにちは、ゆうです。
この記事では、
初心者向けスイッチ版マイクラのレッドストーン回路の作り方
について紹介します。
マイクラは子どもの教育効果について注目を集めています。
レッドストーン回路を作ることができるようになると、論理的思考やプログラミング思考を身につけることができます。
また、レッドストーン回路を取り入れることで、マイクラの様々な作業を自動化することができ、作業効率がアップします。
そこで、この記事では、
- スイッチ版マイクラでレッドストーン回路を作りたい!
- マイクラにはどんなレッドストーン回路があるの?
- どんな場面でレッドストーン回路を活用できるか教えて!</li
といった疑問や悩みに答えていきます。
この記事は、学研社が販売している「マインクラフト レッドストーン 完全ガイド」を参考にしています。
なお、マイクラの教育効果については、次の記事も参照してください。
レッドストーンとは
まずは、レッドストーンについて簡単に解説します。
マイクラで洞窟を探検してちょっと深くまで進むと出てくる「レッドストーン鉱石」を発掘すると「レッドストーンの粉」を手に入れられます。
レッドストーンには次のような特徴があります。
- 電気のようなエネルギーを生み出す鉱石
- レッドストーン鉱石からは鉄以上のツルハシでないと掘れない
- 光ってる時はON状態で、暗い時はOFF状態
レッドストーンを上手に使って回路を作ると、「隠し扉」や「自動で小麦を収穫できる装置」といった自動的にアイテムが動くような装置を作ることができます。
サバイバルモードであれば、鉄のツルハシをクラフトしてから、洞窟を探検してレッドストーン鉱石から発掘する必要がありますが、クリエイティブモードであればすぐに作ることができます。
レッドストーン回路を学ぶときは「クリエイティブモード」がおすすめです。
レッドストーン回路の基本知識
レッドストーン回路は、「レッドストーンの粉」と様々な装置を組み合わせて作ります。
装置には、①入力装置、②伝達装置、③出力装置の3種類があります。
それぞれについて簡単に説明していきます。
レッドストーンの粉
レッドストーンの粉は、エネルギーの信号を送るための「電線」の役割となります。
これから説明する「入力装置」と「出力装置」をつなげる「伝達装置」の役割を果たします。
下の図のように、地面に直接置くことができ、隣に置くことで繋げていくことができます。
入力装置
入力装置は、信号を発生させて、回路に伝える役割をします。
常に信号を出し続けるものと、1回だけ信号を出すもの、一定の条件を満たしたときだけ信号を出すものなど、様々な種類があります。
レッドストーンブロック
レッドストーンたいまつ
レバー
石のボタン
オークの感圧板
日照センサー
月照センサー
レッドストーンたいまつ(トーチ)については、次の記事を参照ください。
伝達装置
伝達装置は、入力装置から送られてきた信号を出力装置に伝える役割をします。
基本的なアイテムとしては「レッドストーンの粉」ですが、以下のようなものを使うと信号の伝え方を変えることができます。
レッドストーンリピーター(反復装置)
レッドストーンコンパレーター
レッドストーンの粉やレッドストーンリピーターで、回路を延長する方法については次の記事をご覧ください。
出力装置
出力装置は、回路から信号が伝わったときに反応する役割があります。
具体的には、光を放ったり、アイテムを移動したり、ブロックを動かしたりするなど、装置によって様々な反応をさせることができます。
ドア
ピストン
ホッパー
ディスペンサー
レッドストーンランプ
複数の装置を組み合わせることも可能です。
レッドストーンランプについては、次の記事を参照してください。
レッドストーン回路のルール
レッドストーン回路をつなげていく仕組みを説明します。
基本的には入力装置と出力装置をレッドストーンの粉で繋ぐことで回路を作ることができます。
これをシンプルな回路と言い、もう少し複雑なものを「論理回路」と言います。
以下のようにいくつか決まり事があります。
- レッドストーンの粉のルール
- レッドストーンのブロックのルール
- 動力源となるブロックのルール
レッドストーンの粉のルール
レッドストーンブロックの粉を繋いでいくとどこまでも繋げられますが、入力装置から信号が送られるのは「15マス」までです。
直進でも曲がっていても、15マスまでは信号が届きます。
信号の強さは1マス目のレッドストーンの粉が15の強さがありますが、その後は1マスごとに強さが1つ減っていきます。
また、レッドストーンの粉は1ブロック分の段差があっても、粉同士をつなげることができます。
2ブロックになると粉がつながらないため、高くしたい場合は、1段ずつ階段状にしていく必要があります。
さらに、レッドストーンの粉を分岐させることもできます。
1つの入力装置で2つ以上の出力装置を動かすことができます。
レッドストーンのブロックのルール
レッドストーンのブロックはピストンや吸着ピストンで1マス動かすことができます。
動かしても信号を送り続けるため、レッドストーンのブロックを動かすということは、動力源の位置を動かすということになります。
動力源となるブロックのルール
入力装置から出力装置に信号を送るときは、直接レッドストーンの粉でつなげればよいです。
しかし、出力装置の横とか下とかにブロックを置いて信号を伝えることもできます。
この動力源として働くブロックを「動力源ブロック」と呼びます。
オンの信号を入れれば立方体のほとんどが「動力源ブロック」になります。
透過ブロック(グロウストーンやシーランタンなど)は動力源にはならないので注意が必要です。
信号を送れるのは直接接している隣のブロックだけです。
レッドストーン回路(論理回路)の種類
レッドストーン回路は、レッドストーンたいまつやコンパレーターを組み合わせて、以下のような「論理回路」を構築することができます。
NOT回路(オフの信号→オンの信号)
OR回路(どれか1つがオン→オフ)
NOR回路(全てがオフ→オン)
NAND回路(全てがオン→オフ)
AND回路(全てがオン→オン)
XOR回路(2つの内1つがオン→オン)
XNOR回路(2つの信号が同じ→オン)
パルサー回路(信号の長さを整える)
これらの論理回路を組み合わせることで、様々な自動化装置を作れるようになります。
NOT回路
NOT回路とは、入力がオンのときに出力がオフとなり、入力がオフのときに出力がオンとなる回路です。
レッドストーンたいまつの反転の特性を利用しています。
OR回路
OR回路とは、2つ以上ある入力装置のうち、どれか1つから入力があれば、出力がオンになるという回路です。
これはレッドストーンの「オン優先の法則」によるものです。
NOR回路
NOR回路とは、NOT「OR」のことで、下の画像のようにOR回路の先にNOT回路がついたものです。
OR回路の結果と全く逆の結果となるという特徴があります。
NAND回路
NAND回路とは、2つ以上のNOT回路をOR回路でつなげたものです。
全ての入力がオンの時だけオフになり、他の全ての場合は常に出力装置がオンの状態になります。
AND回路
AND回路は、NAND回路の先にNOT回路をつけたものです。
全ての入力がオンのときだけオンになり、1つでもオフならオフになります。
XOR回路
XOR回路は、コンパレーターを2つ利用します。
入力装置のどちらか1つがオンの状態のときに、オンの結果が出ます。
2つの入力装置で1つの出力装置を管理しているイメージです。
XNOR回路
XNOR回路は、XOR回路にNOT回路をつなげたものです。
XOR回路では、両方の入力が同じならオフになりますが、このXNOR回路では、両方の入力が違う場合はオフになります。
2つの入力装置で1つの出力装置を管理している点は同じです。
パルサー回路
パルサー回路は、コンパレーターと反復装置の性質を利用して、指定の時間の長さの分だけ信号を出す回路です。
指定の時間が短すぎると、うまく動かない時があります。
クロック回路
クロック回路は、コンパレーターの減算モードを利用して、一定の周期で信号をオン・オフさせる回路です。
周回した信号がコンパレーターの横に入ったとき、進行方向の信号がオフになる仕組みです。
このタイミングは、リピーターの数と目盛り(遅延)で調整できます。
RSラッチ回路
RSラッチ回路は、オン・オフの状態を記憶する回路です。
状態をセットする回路とリセットする回路に、別々の入力装置を使用します。
セットの回路に一瞬でも信号が伝わると、以後常にオンの状態になります。
一方、リセットの回路に一瞬でも信号が伝わるとオフの状態になります。
マイクラで学ぶプログラミングスクール
スイッチ版でマイクラを好きになれる子どもは、プログラミングの素養がある子どもといえます。
そうした子どもたちのプログラミング思考や創造力を伸ばすためには、自宅で学ぶことのできるプログラミングのオンラインスクールがおすすめです。
マイクラを教材として使用しているオンラインスクールはいくつかありますが、中でも「デジタネ」というプログラミングのオンラインスクールがおすすめです。
小学1年生以上を対象にしていて、マインクラフト、Scratch、Robloxなどの人気ゲームを通して、プログラミングの基礎を学ぶことができます。
無料体験もありますので、ぜひ試してみてください!
まとめ
今回は、初心者向けスイッチ版マイクラのレッドストーン回路の作り方について説明しました。
レッドストーン回路を使った装置を作成するときに、その理屈や仕組みを理解することで、論理的思考やプログラミング思考を身につけることができるようになります。
ご相談やご質問がある場合は,お気軽にお問合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました。