この記事では、
スイッチ版マイクラのコマンドの基本
についてわかりやすく解説します。
マイクラのコマンドをご存知でしょうか?
聞いたことはあるけど、なんだか難しそうで使ったことがない方いらっしゃると思います。
コマンドを使えるようになると、マイクラの遊びの幅が広がるだけでなく、コマンドを学ぶ過程で子どもの論理的思考力やプログラミング思考を身に付けることができます!
そこで、今回は、
- コマンドって何?
- コマンドの基本を知りたい!
- コマンドの使い方を教えて!
といった疑問や悩みに答えていきます。
パソコン版(Java版)でしかコマンドは使えないと思う方がいるかもしれませんが、スイッチやスマホ(統合版)でも使うことができます。
子どもの論理的思考力やプログラミング思考を伸ばすためには、レッドストーン回路やトロッコについて学ぶこともおすすめです。
詳しくは次の記事を参照ください。
コマンドとは
マイクラで使うことのできるコマンドとは、通常の遊び方ではできないようないわゆる「チート」を可能にするシステムです。
チートというと違反行為のように感じるかもしれませんが、きちんとマイクラに実装している機能なので使用することに問題はありません。
「コマンドを打つ」という表現を使いますが、入力画面を出して、アルファベットを打ち込んでいきます。
パソコンの場合はキーボードで打ち込むことができますが、スイッチの場合は画面に表示されたキーボード画面にジョイコンを移動してアルファベット一文字ずつ入力するか、スイッチの画面をタップしていきます。
子どもでもローマ字を覚えたら簡単に入力できます!
コマンドを入力して使えるようにするためには、設定で「チートの実行」を有効にしておく必要があります。
スイッチ版マイクラで用意されているコマンド
スイッチ版マイクラでは初めからいくつかのコマンドが用意されています。
キーボードでの入力すら不要なので、小さなお子さんでも使えますし、ローマ字を知らなくても使用可能です。
コマンドでの遊び方については、息子が小1だった頃に教えてもらいました!
まずは、左ジョイコンの「→」ボタンを押します。
すると「チャットとコマンド」という画面が表示されます。
この画面から「/」ボタンをタップすると、次のような画面が表示され4種類のコマンドが簡単に使用できるようになっています。
- 世界のスポーン地点を設定する
- テレポート
- 時間
- 天候
コマンド入力もコマンドブロックも不要なので非常に簡単に使えます。
世界のスポーン地点を設定する
一つ目がスポーン地点の設定です。
通常のマイクラであれば、一番最初にスポーンしたところが世界のスポーン地点となります。
もしも冒険中で死んでしまった場合などに、その場所から再び始めることができます。
このコマンドでは、「現在自分の立っている位置」をスポーン地点に変更することができます。
チャットバーに「/setworldspawn」の文字が入力していることを確認し、「Y」ボタンを押したら実行されます。
最後に「Y」ボタンを押し忘れがちなので注意です。
テレポート
2つ目はテレポートです。
4つのコマンドの中ではかなり使えるコマンドです。
たとえば、スイッチで画面分割で二人で冒険しているとき、お互いの位置がわからなくなってしまったときなどに、テレポートのコマンドを使うことで、一瞬でどちらかの位置に移動することができます。
テレポートは「対象」と「場所」の2種類があります。
それぞれログインしている自分又は相手を指定して、自分が相手のところにテレポートするか、相手を自分のところにテレポートさせるかできます。
自分を相手のいる場所にテレポートさせたいときは、「対象」を自分にして、「場所」を相手にします。
反対に、相手を自分のいる場所にテレポートさせたいときは、「対象」を相手にして、「場所」を自分にします。
成功すると、次の画面のように相手の正面にテレポートすることができます。
スイッチの画面を2分割しながら、相手の目の間にテレポートしたため、両画面とも顔のアップの画像になりました。
時間
3つ目は時間の変更です。
マイクラには時間の概念があり、朝→昼→夕→夜→朝・・・の順番で時間が経過していきます。
スイッチ版マイクラで選べる時間のコマンドは次の6つです。
時刻 | コマンド |
---|---|
日の出 | /time set sunrise |
日中 | /time set day |
正午 | /time set noon |
日没 | /time set sunset |
夜 | /time set night |
午前0時 | /time set midnight |
選んだ後に「Y」ボタンを押せば、一気に時間を変更することができます。
あえて敵モブを出したいときなどに、夜に変更することができます。
天候
4つ目は天候のコマンドです。
マイクラには、晴れや雨などの天気の概念があります。
天気を変更することのできるコマンドは次の3つです。
天気 | コマンド |
---|---|
晴れ | /weather clear |
雨 | /weather rain |
雷雨 | /weather thunder |
日照が必要な装置を使う場合には、晴れの天気にすると良いです。
チャットバーに直接入力する方法
チャットバーに直接文字を入力して、コマンドを使うことができます。
先ほどの4つのコマンド以外にも、たくさんのコマンドが用意されているので、自分の使いたいコマンドを打つことができます。
スイッチ版ではジョイコンで一文字ずつ打つか、画面に直接タップして文字を打つといった方法になります。
キーボードと違って、若干コマンドを打ちにくいといった欠点があります。
また、チャットバーでは、使いたいコマンドをその都度打ち直さなければならないため、手間がかかってしまいます。
これを解決できるのが「コマンドブロック」を使ったコマンド使用方法です。
コマンドブロックを使用する方法
コマンドブロックは、クリエイティブモードのみで使うことのできるアイテムです。
コマンドブロック一つに、コマンドを一つ記憶することができます。
コマンドブロックに隣接したレバーなどの入力装置を押すことで、そのコマンドを発動させることができます。
いちいちチャット画面を開いて入力する手間を省くことができます。
コマンドブロックの出し方や使い方については、次の記事を参照してください。
初心者におすすめのコマンド一覧
最後に、スイッチ版マイクラで初心者におすすめのコマンドについて紹介します。
コマンドは数えきれないほどあり、この記事で全てを紹介するのは難しいです。
ここでは、スイッチ版マイクラを遊ぶ中で、比較的使い勝手が良く、入力も簡単な次の4つのコマンドを紹介します。
- /give
- /locate
- /tp
- /fill
/give
「/give」は、対象者に特定のアイテムを持たせる・入手させるコマンドです。
コマンドブロックを手に入れるときも使います。
次のコマンドをチャット画面で入力してみましょう。
/give @s command_block
(コマンドブロックを自分に入手する)
入力後に「Y」を押せば「コマンドブロックを1個受け取りました。」と表示されて、コマンドブロックを入手することができます。
「@s」は「コマンドを実行した者」をさします。
「command_block」の部分を他の言葉に変えれば、そのブロックやアイテムを入手することができます。
アイテムなど | コマンド |
---|---|
ネザライトの剣 | netherite_sword |
ダイヤの胸当て | diamond_chestplate |
樫の木材 | planks |
スライムブロック | slime |
エンチャントテーブル | enchanting_table |
/locate
「/locate」は、廃坑や地下要塞などの構造物の座標を調べることができるコマンドです。
宝の地図が手に入らない場合には、このコマンドで森の洋館や海底神殿を調べることができます。
次のコマンドをチャット画面で入力してみましょう。
/locate mansion
(森の洋館の座標を調べる)
他にもいろいろあります。
コマンド | 構造物 |
---|---|
/locate endcity | エンドシティ |
/locate mineshaft | 廃坑 |
/locate monument | 海底神殿 |
/locate ruins | 海底遺跡 |
/locate stronghold | 要塞 |
/locate temple | 砂漠の寺院、イグルー、ジャングルの寺院、ウィッチの小屋 |
ただし、自分のいる位置からかなり遠くにある場合には、調べることができないこともあるので注意が必要です。
/tp
「/tp」は指定した座標にテレポートすることのできるコマンドです。
先ほどは、二人でゲームをしているときに、どちらかがどちらかの場所に移動するというテレポートを紹介しました。
このコマンドであれば、自分一人で好きな座標に一瞬で飛ぶことができます。
たとえば、遠くの村の座標をスマホで写真を撮っておけば、いつでもその村にテレポートすることができます。
/tp -25 64 20
(「X-25 Y64 Z20」の座標にテレポートする)
いきたい場所の座標を記録しておくようにすると良いです。
このテレポートのコマンドをコマンドブロックに記憶しておけば、コマンドブロックのスイッチをONにするだけで、入力してある座標に簡単にテレポートできるようになります。
テレポートのコマンドを「tpコマンド」と言いますが、詳しい使い方については次の記事を参照してください。
/fill
「/fill」は、指定された範囲にブロックを敷き詰めることのできるコマンドです。
一定の範囲を一気に整地するときにも使うことができます。
/fill 24 78 128 9 95 164 air
(座標X24Y78Z128からX9Y95Z164までをエアーブロックで敷き詰める。)
fillについての詳しい説明は次の記事をご覧ください。
マイクラで学ぶプログラミングスクール
スイッチ版でマイクラを好きになれる子どもは、プログラミングの素養がある子どもといえます。
そうした子どもたちのプログラミング思考や創造力を伸ばすためには、自宅で学ぶことのできるプログラミングのオンラインスクールがおすすめです。
マイクラを教材として使用しているオンラインスクールはいくつかありますが、中でも「デジタネ」というプログラミングのオンラインスクールがおすすめです。
小学1年生以上を対象にしていて、マインクラフト、Scratch、Robloxなどの人気ゲームを通して、プログラミングの基礎を学ぶことができます。
無料体験もありますので、ぜひ試してみてください!
まとめ
今回は、スイッチ版マイクラのコマンドの基本について説明しました。
マイクラでコマンドを使えるようになると様々なことができるようになりますし、何よりも子どもの論理的思考力やプログラミング思考を伸ばせます!
ご相談やご質問がある場合は,お気軽にお問合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました。